世にも微妙な はなし

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不思議体験(ニーネが移行させて来ました)
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【隠居館】* - ニーネ

2012/08/21 (Tue) 17:30:35

*隠居館=老後 事業も引退して ご隠居夫婦となって のんびり暮らす家

●新居●
    
こんにちわイルヘ です
結婚して一先ず主人の伯父様の純和風の「隠居館」に住まわせてもらうことになりました

まだ 市になっていない田舎町で
田植えの時期には中國の様な壮大な田植えの様子を眺めることができました

建ててまだ四年 未入居でとても綺麗な お館ですがイルヘ 達を可愛がってくれた伯父様が

「もったいないので当分使いなさい」と無償で住まわせて下さいました

まる二年暮らした この新居では 金縛りはしょっちゅう
些細なことですが いろんな現象がありました

新婚二人きりの縁側付き6DKの平屋はすごく広いものでした
数年間手をつけていない庭には桜と柿の木もあり 毎年季節ごとの花が咲いていました
庭が広いので草抜きが大変でした(これが家事の中で一番嫌い)

よく 新しい家や部屋に住む前には一度 『お払い』をしてもらう人がいますが
イルヘ は 『払わなければいけない様なもの』を見たことがありませんので
なにもしないで生活を始めました

暗い場所や高所などは怖がりゆえ『怖い』と思うことはありますが
霊的なものを見たことはありません

新婚のイルヘ は
結婚する前はとても厳格で厳しい上司の下で働いていたので
おままごとの様な生活でとても幸せな毎日でした

昼間は広い家に一人
木造なので各部屋の襖も窓も開けて いつも風通しをよくして過ごしていました

一番奥の6帖の和室には大きな押入れがありましたので そこを寝室に使っていました
でも その和室は晴れた昼間でも いつも薄暗く感じていました

ある日
その使っている6帖の和室や隣の部屋 全ての部屋の襖を開け放し
6帖の隣の部屋でTVを観ながら転寝をしてしまいました
うとうとしかけた私の頭の方を数人の小学生らしき子供がバタバタ走りまわり

その騒々しさで目が覚めました
当然そんな子供たちは勝手に人の家に入って来てはいません

6帖の隣の部屋にTVがあるので そこでTVを観ながら つい転寝をしてしまう事が時々ありました
すると また頭の方を小学生くらいの子供達がバタバタと走り回ります
その騒々しさで毎回 目覚めさせられます(笑)

目には見えませんが『低学年くらいの男の子たち数人』がバタバタと
一番奥の6帖間の押入れの方から バタバタと出たり入ったり
見えませんが そう感じるのです

転寝して夢でも見てるのかも知れないし 誰にも何も云わず過ごしました

昼寝ばっかしてないで家事しろよ!と云う警告でしょうね(苦笑)

【隠居館】* - ニーネ

2012/08/21 (Tue) 19:05:05

●集会●
   
こんにちわイルヘ です
毎日幸せな新婚を送っていたイルヘ は
買い物から帰ると
表の広い玄関ではなく裏に回った方がキッチンに近いので
裏の入り口から家に入ります

裏のドアを開けると一瞬 それまで家の中で数人で喋っていた年配のおぢさん達の声がピタっと静かになります

目には見えませんが その辺に腰掛けて初老のおぢさん達が世間話をしていて
イルヘ が帰ってきて裏のドアを開けると ピタっと お喋りが止みます

家の外におぢさん達の喋り声が聞こえてくるのではなく
ドアの鍵を開けて扉を開ききる ほんの少しの瞬間に お喋りが止みます
誰も居ないし何も見えないんですけどね(笑)

そんな事も「昼間は一人だし怖がりだから感じちゃうんだ」と思って誰にも云いませんでした

きっと 気のせい 気のせい (笑)

【隠居館】* - ニーネ

2012/08/21 (Tue) 19:10:41

●おんぶ●
    
こんにちわイルヘ です
毎日幸せなイルヘ は 綺麗なお館を汚さないようにと掃除は欠かせませんでした

ある朝寝室にしている和室の お布団を片付けて その6帖間から出ようと部屋の敷居をまたぐ瞬間に
突然背中に重みを感じて次の足がでませんでした

子供がふざけて急におんぶしてもらおうと飛びつかれた感じでした
子供だと思うのに重くて重くて襖の淵を手で持って思いっきり体を前に出そうとしました

怖くて怖くて早く この部屋から出なくては・・・
ヨイショヨイショと体を前に出し やっとその6帖間から出られました 

どうにか部屋から出たとたんスッと重みが無くなり楽になりました
あの感触と重み は今でも忘れられません

本当に重かった~(大汗)

気のせい 気のせい (笑)

【隠居館】* - ニーネ

2012/08/21 (Tue) 19:18:45

●来客●
    
こんにちわイルヘ です
毎日幸せなイルヘ の新居には
仲のいい友人や この土地で知り合った友人・元同僚達が遊びに来てくれます

家も広いし たくさんの人が遊びに来てホームパーティーも よくしました

ある夏休みの日に元同僚の子が遊びに来てくれました
この人は「ご飯食べてるの?」と云うくらい痩せ型の羨ましい体型の人です
イルヘ は皮下脂肪も厚く 人よりも暑がりで よく汗をかいていますが 
この人は夏でも寒がりでエアコンはダメなタイプです

8月半ばですが風通しのいい この家はエアコンをつけなくても十分涼しく過ごせました

に見えないガキども(笑)が駆けていく6帖間の隣にある部屋(よく転寝をしてしまう部屋)には
立派な床の間がありました

床の間には 飾り棚が施してあって上品な柄の襖が付いた小さな袋棚も付いていました

遊びに来てくれた子は床の間を背にして座り私と雑談をしていたのですが
その日に限って やたら汗を拭いていました
数時間 お菓子を食べながら お喋りをして過ごしましたが

帰り際に その人が
『後ろの床の間の袋棚がとても嫌な感じがした』と云っていました
自分でも何故か解らなかったけど暑くて暑くて仕方がなかった と

駅まで歩いて見送りに行きましたが もうその時は汗はかいていませんでした
イルヘ の方が暑くてダーダーの汗をかいていました(笑)

お喋りしていた時 イルヘ の方は その床の間の袋棚が正面に見えていたのですが
実はその袋棚は閉まっていたのに「真っ黒」に見えていました

何故かはわかりません 私は霊感も何も持ち合わせていませんから(笑)

何か居たのかな?  気のせい 気のせい (笑)

【隠居館】* - ニーネ

2012/08/21 (Tue) 19:32:18

● 余談 ●
  
元同僚の話では 空き家になってる家には
行き場の無い霊が集まって来るそうです

昔 大きな溜め池や川で子供が何人か亡くなっているそうです
その霊達が空き家になっていた隠居館に集まっていたのでは・・・・と云っていました

確かに裏の道をあがったところに大きなため池がありました

でも昔って自然が多く今の様に防波堤や柵なども無かったので
どこの土地でもケガや事故はありましたよね

気のせい 気のせい

【隠居館】* - ニーネ

2012/08/21 (Tue) 19:37:04

●本当の怖いはなし●
     
こんにちわイルヘ です
イルヘ の長女が生まれた頃
家の軒下に蜂に巣を作られてしまいました

大きな足長蜂がブンブン 飛び回る様になって
赤ん坊も居てるのに刺されたら嫌だと思って蜂が巣から離れたのを見計らって
箒を使って巣を壊してゴミ袋に入れました

当然 巣を壊された蜂2匹が怒って庭に出た人に向かって
ブーーンと攻撃してきます 

これは怖かったー  命に関わる時もありますから(苦笑)

お化けよりも 相当怖いですよ!!

【隠居館】* - ニーネ

2012/08/21 (Tue) 19:37:15

● その後 ●
    
こんにちわイルヘ です
毎日幸せなイルヘ達は二年後 長女を連れて引越しをしまし

隠居館は まだまだ綺麗で もったいないので
遠い親戚の家族に使ってもらうことになったらしいのですが

何ヶ月が経ったある日 主人の従兄弟から電話がかかってきました

『隠居館に住んでた時 何もなかった?』 と聞かれました

詳しい事は聞きませんでしたが親戚の家族達も不可思議な現象が起こっているみたいでした

もう~ し~らないっと!

Re: 【隠居館】* - ニーネ

2013/04/01 (Mon) 10:19:45

●来客●

一つ年下の元同僚Mちゃんが ある日遊びにきました

Mちゃんは気はいいのですが元々いい加減な性格で
仕事仲間はよく尻拭いをさせられたもんです

手土産に と 茶の紙袋に剥き出しのままのブレスレットを入れて持ってきてくれました

くしゃくしゃの紙袋の中にはインドの雑貨屋にある様な
真鍮の輪っかに七宝焼の様な施しがぐるりについたブレスが一個入っていました
ターコイズやオレンジ色の付いたカラフルな模様が施されたブレスでした

『きれいねー焼き物になってるの?』と云いながら早速右手首に嵌めました

その日の夜 急に右肘に激痛があり
動かすと更に激痛です
まだ戴いたブレスは嵌めたままでした

娘も小さかったし このままでは不便です
あまりの痛さに次の日 近くの整骨院に行きました

原因は解らずシップだけもらって帰ってきました
次の日は整骨院で診てもらう為ブレスは外していました

整骨院でもらったシップを貼ろうと腕を動かしたら
何と痛くありません

今までの激痛は何だったのか?と思うほどです

輪っかのブレスをつけてたから?? まさかねたいした重さも無いアクセサリーです

反対の腕にも嵌めて試してみようかな?
とも考えましたが
あの激痛を思い出すと 試すの止めました


もう あの輪っかは処分しました
Mちゃん こめんね

夢の話や あれこれ - ニーネ

2013/02/26 (Tue) 13:34:18

怖くないけど久々に嫌な夢を見た

滅多に帰らなかった実家には40を越えた弟と母親がいる
その弟に可愛い お嫁さんが やってきて母親目的よりも
可愛い義妹と遊ぶ為に時々帰省していた

当然 母親とも過ごす時間ができてしまう

最近あまり見なくなってきた 夢をある晩 みた
私と母親と義妹と三人で雑談していたら
母親が一点を見つめ急に 怯えだした

『何も無いよ 大袈裟に騒がないでよ』 と云っても
まだ一点を見て 驚愕している

その壁を見ると お椀ほどの穴が空いていて
穴の向こうから真っ白な顔が一面張り付いて
目は白目で真っ赤な唇を歪めながら不気味に笑っている

気味が悪いので『こんなの怖くない!!』と左の平手で
ベン!!と叩いたらいなくなった

取っ捕まえたかった自分は穴から壁の向こう側を覗いてみた

何やら ゴミが散乱した空間に 可愛らしい犬がいて
こっちに向かって歩いて来る

『犬がいるよー♪』と 振り向いたところで
目が覚めた

いやーな印象の不気味な白い笑い顔

くわばら くわばら

Re: 夢の話や あれこれ - ニーネ

2013/03/01 (Fri) 11:16:47

◆使われていないトイレ◆

まだ存命だった頃の父親が72〜3歳の時
104年ほど前に設立された大阪の超有名な病院に
甲状腺の切除で入院をした

肥大して垂れ下がった甲状腺の切除だけなので
案外元気で暇を持て余しては院内を散策していたらしい

幼い頃から あまり会話のなかった自分だけど 一度くらいは見舞に行こうか と病室に行った

在り来りの話の後やっぱり会話が途切れて
ぢゃ 病院を案内してやろう
と云う事になった

どれだけ日頃ウロチョロしてんだ!

父の後を付いて行くと廊下続きだけど入院病棟とは別の建物の中に入って行った
割と明るい屋内で
だけど他の看護士も患者もいない
よく見ると壁や廊下は古びている

『ここは戦後すぐに建てられて古いから もうすぐ取り壊されるんや』
父 いろいろ 知ってるのね^^;

特に古くさそうな入口の戸を開けたら
『この病院で一番古いポットン便所や』

ただ木の板で仕切られただけの様な4戸分程の便器がある
もう何十年と使われていないので臭いも何もしなかった
案外明るかったけど何とも云えない不気味な雰囲気を漂わせていた
ただ古いだけだから そう感じたのかも

あまり ここに感情移入してはいけないと思い
『わあーふっる〜い!』とだけ云って さっさと
トイレから出た

その後何も起こらなかったけど
ただでさえ病院って不気味なのに
100年以上前の病院の気持ち悪いトイレを
よく一人で見学してたもんだ


くわばら くわばら

Re: Re: 夢の話や あれやこれ - ニーネ

2013/03/05 (Tue) 09:50:43

◆父のオーブ◆

外科手術の為 入院するも
百年前に建てられた病院で何十年も使われていない
不気味なトイレを元気に一人で散策していた父も
数年後に他界し

遅咲きの弟が外国から お嫁さんになる人を連れてきた
姉弟三人と母 親戚の叔父 叔母も集まり
お茶会くらいの ちょっとした彼女のお披露目会で

Photo遊びに凝ってる叔父がデジカメとプリンターを
引っ提げて来て記念撮影で盛り上がった

皆 何枚もの写真をもらったが
殆どの写真にオーブが写りまくり

以前旅行先のコテージで いくつか写してしまった事はあったけど
まさか自分の家で写るなんて

昔から同じ部屋で写真を撮ってたけど現れた事がなく
オーブが写ったのはこれが始めて

ひそかに怖がっていたら叔父が
『亡くなった お父さんも出て来てはったんやな』と落ち着いた様子で喜んでいた


母は夫婦仲が悪く 父の遺影も押し入れの底の方に入れっぱ
弟の彼女の方から『お父様の写真は?』と尋ねられてから
そだそだ と 引っ張り出した始末


息子に嫁が来た事よりも押し入れの底から
数年ぶりに出してもらった嬉しさで
飛びまくってたんだよ きっと




ストレス解消方 - ニーネ

2012/12/30 (Sun) 02:24:18

何とも暇そうな巨人がやって来た
この辺りか?ここか? と手探りしている

『また あの悪魔が来たわ!!』
『お祖父さん早くこっちに隠れて!!』
『お祖母さんも そこに居ては見つかってしまうわ!』
孫娘が必死に助けようとしたが
ヨボヨボ ヨレヨレの二人は動きが取れずに見つかってしまい
巨人に腕を捕まれ まるで もぎ取るかの如く老いぼれ二人は孫娘から引き離された

また数日経った頃
ギロギロとした目玉の巨人が
暇つぶしに皺枯れたヤツを物色しにやって来た
若いやつは自分達が縦になり
『悪魔が来たぞ!こっちを探してやがる!!』
『もう いいかげんにしてくれ!!』と
老いたもの達を隠しながら悲痛な叫びをあげた
しかし またもや見つけられてしまい
仲間から引き離された

残された若者達は泣きながらも
『おーい!悪魔がそっちの方に行ったぞー気を付けろー』と知らせたが
巨人は老いぼれ達を仲間から探し出し
笑みを浮かべながら
『ある ある…』と
皺枯れたポトフの葉っぱを
今日も気持ち良さそうに茎から
プツプツと取り除いていった

また 誰にもいえない・・・ - ニーネ

2012/09/30 (Sun) 13:15:37

◆ 声 ◆

毎日仕事から帰ると家の者は まだ誰も戻ってきていません
ここ数日 一人『ただいま~』と云いながら靴を脱いでると

聞き取れないような言葉で
『くぉ・・くぅお・・』 『んぐぅ・・う』などど聞こえてきます

気にしないようにして ありったけの電気を付けまくってリビングに直行します

先日 とうとうリビングにまで 言葉にならない「声」がついてきました

『きゅお・・ ぎゅぃ・・・ぐ 』 
勇気を振り絞って何を云ってるのか よぉ~く耳を済ませると
上の方ではなく・・・床を這ってる?

下の方に耳を傾けたら

声の正体見たり枯れ尾花!!
自分のお腹が鳴ってる音でした(^┰^;)>〃

ま・・夕方ですから お腹も空くってもんで・・・

ちゃんちゃん♪♪

もう 遅い… - ニーネ

2012/10/20 (Sat) 22:38:57

ある オカルトサイトで 心霊話を読んだ

オチには
『この話を読んだら七人に同じ話を伝えなければ二十歳まで生きられない』と
あった

もう倍以上 歳くってます〜^^;


【イルヘさんの子供時代】 - ニーネ

2012/08/21 (Tue) 12:23:21

●怖いものは・・・●
   
こんにちわイルヘ です
子供の頃 怖い場所や物って無かったですか?

イルヘは関西の城下町の木造二階建に住んでいました
その家の階段を上がった小さな踊り場が とても怖かった

階段の天井には薄黄色いハダカ電球が取り付けられていて
この黄色い明かりの お蔭で ますます恐怖を感じていました

階段の上りよりも下りが怖くて仕方がありませんでした
降りる時は いつも何かが後ろから見下ろしている様で
ダダダダーと まるで転げ落ちる様な速さで駆け下りていました

昼間でも階段の 踊り場の向こうの壁から微かに
トントントントン・・・と 音が聞こえていました
踊り場の向こうは何もない外の壁なんですが
どこかの音が響いていたんでしょうね

子供心に すごく怖かった
そんな怖がりな子供も 大人になっていろいろ意見を云える様になり
階段の薄気味悪い裸電球は白い蛍光灯に付け替えてもらいました

『階段がすごく明るくなった~』 と そんな事を大喜びしていました

少し まだ踊り場は怖かったけど でも
木造の階段よりも本当に怖い存在だったのは 母親でした

【イルヘさんの子供時代】 - ニーネ

2012/08/21 (Tue) 12:32:58

●ラジオ●
  
こんにちわイルヘ です
小学校の高学年になって中古のラジオを与えてもらいました
嬉しくて よく一人でDJや流行の曲を聞いて楽しんでいました

ある日の昼ごろ2階で一人 ラジオのDJを聞いていたら
突然雑音が入ってDJの言葉がグチャグチャになって聞こえて

「あれえ!?」と思った瞬間頭のつむじの所を平手でペシッ!!と叩かれました
突然だったので「なに!?」と頭を抑えて振り向きましたが誰も居ません

どうして「平手」と思ったんだろう?
でも「平手」で勢いよくペシッと叩かれた感触でした 音まで聞こえた様にも思いました

ン十年以上も昔の事ですが はっきりと感触を覚えています

きっと勉強もしないでラジオばっか聞いてたので
電波が悪くなり神様が頭をスリッパでスパコーンと はたいたんだよね(笑)

気のせい 気のせい

【イルヘさんの子供時代】 - ニーネ

2012/08/21 (Tue) 16:18:45

●オーララン●

田舎の親戚の叔母チャンの屋敷には 屋根の分部にまで階段が伸びていて
その先は 真暗で もう天井です

子供心に とっても怖くて とっても興味津々でもありました
『これじゃぁ二階に上がれんよ叔母チャン』

叔母チャンは
『二階に上がったらオーラランが出るんじゃ』と云っていました

きっと抜け天井になっていて屋根裏に入れる
階段だったんでしょう

母もよく
『夜にウロウロしよったらオーラランが出ょる』と云っていました


絶対に見たくないけどオーラランって どんなものなんだろう?

たぶん真っ黒で形が無くてソレに見つかったら
ふらふらと後を付いてくる・・・?


あなたの心の中のオーラランは どんなものですか?

【イルヘさんの子供時代】 - ニーネ

2012/08/21 (Tue) 16:49:42

●あんまさん● (今で云う整体マッサージ師)

小学校低学年の頃はまだ
「流しのあんまさん」が夜になると笛を吹いて歩いていました

昼のうちに電話で依頼すると訪問してアンマをしにきてくれます
意外と若くてキレイな お姉さんのあんまさんもいました

あんまさんは昼間は笛を吹きません
笛は夜間になると 吹いて「流し」をするので

♪ぴぃ~ぴぃ~♪と云う半音上がったり下がったりする笛の音が
真暗な空に鳴り渡って不気味でした

    ぴ~
 ぴぃ~
 

【イルヘさんの子供時代】 - ニーネ

2012/08/21 (Tue) 17:13:37

●叔母の話●

実家の近くに母を頼って田舎から出てきてOLをしていた
叔母がおりました
姉がいない自分は年上の お姉さん的な存在が嬉しい時期もありました

怖がりなのに「怖い話」が好きで夜 寝る前に『怖い話してぇ~』と
4つ下の妹と ねだったりもしていました

◇あんまさん◇

昔々 あるところに病気のお母さんと その娘が暮らしていました
貧乏でなかなか薬が買えず娘も小学校に通えませんでした

ある晩 寝込んでいたお母さんが
『肩が凝って仕方がないから あんまさんを呼んできておくれ』と
娘に頼みました

少しだけあった小銭を財布に入れて娘は出かけました
流しの女のあんまさんを見つけて家に案内している途中
欄干の無い板だけの橋に差し掛かりました

・・・が その時
娘は目の見えない あんまさんを上手く誘導できなくて
あんまさんは橋から足を滑らせてしまいました

大変!と思って振り返ると
まだ橋の淵に あんまさんの左手の指だけが かかっていました
しゃがんで寄ってみると
淵にかけられた三本の指には あんまさんの財布が挟まっていました

どうしても お金が欲しかった娘は
あんまさんを蹴落としてしまいました
橋の淵には三本の指と財布が残っていました
娘は財布を指から外すと 急いで その場を去りました

財布の中には薬が買えるだけのお金が入っていたので
薬を買って帰りました

数日後
お母さんは薬のお陰でかなり体調がよくなりました
起きられるようになったお母さんが またある晩
『肩が凝って仕方がないから あんまさんを呼んできておくれ』と
頼みました

娘は外に出て流しの あんまさんを連れてきました
あんまさんはケガをしているらしく顔半分に包帯が巻かれていました
『アンマは出来ますよ案内しておくれ』 と言って
娘の家にやってきました

久しぶりに あんまをしてもらって お母さんは嬉しそうです
よく見ると お母さんの両肩を 揉んでいる あんまさんは
左手の方の指が三本無くて親指と小指だけで肩を揉んでいました

娘が
『きゃー』と悲鳴を上げましたが
『よくも 蹴落としてくれたな~』 と

親子共々 殺されてしまいました とさ  

くわばら くわばら

 ◇ ◇ ◇ ◇


叔母が話をしながら中三本の指を曲げて
親指と小指だけを立てて動かすのが とても怖かった
今でも「でんわ」ポーズをする時の親指小指を立てた形は

・・・・思い出します

Re: 【イルヘさんの子供時代】 - イルヘ

2012/09/22 (Sat) 23:57:54

以前 どこかのサイトで『双子』に関する不思議な話を読んで
思い出した事がありました

小学校の高学年の頃だったと思います

自分の家は角を曲がって二軒目にありました
暇な時は二階の窓から道を歩く人をよく眺めていました

角から二人の大学生くらいの
背の高いお兄さんが歩いて来ました

顔そっくりな双子でした
薄いグレーのチノパンに白いポロシャツの様なふだん着っぽい同じ服装

近所には双子の人が住んでいると云うのは聞いた事がありませんでした

双子が珍しかったのではなく
二人のお兄さんの歩き方でした

無言で 歩く早さも歩調もピッタリ同じで
しかも 角を曲がる時 多少のズレがありそうなのに
まるで兵隊さんが編隊を組んで曲がるみたいに平行に並んだまま

外周の位置にあたるお兄さんは
遅れる事なくピッタリと横に付いたままでした

二人とも外側の腕は前後に振られていましたが
内側の腕はピッタリと脇に付けたままでした

手でも繋いでるのかな?と 目を凝らしたくらいでした

繋いでなかった^^;


「へ〜んな歩きかた(^艸^) 」と 思いながら
見ていました
その後 双子の お兄さんを見る事はありませんでした

今 思えば いくら昔でも大学生になっても
全くオソロの服を着るかなあ?

不思議でも何でもなく
またまた わざと歩調を合わせながら楽しんでいただけかな?

二人とも一言も喋らず無表情でした



いとこのM君 - ニーネ

2012/08/26 (Sun) 15:13:15

●新婚旅行●
  
主人は幼い頃4歳年上の従兄弟のM君の家に住んでいたので
まるで兄弟の様に育ちました
某有名大学出身のM君は温和な優しい人柄ですが晩熟で彼女が居ませんでした

主人が26歳になり私との結納の日取りを決めた途端
それまで結婚の事は考えていなかったM君が『負けてられん!』と云って
お見合いをし私達よりも早い日取りで結婚式を挙げ有名な温泉旅館に新婚旅行に行きました

M君 初めての お見合いでしたがなかなか 似合いの二人でした
『チーちゃんチーちゃん』と M君はデレデレ 旅行出発の朝も仲良くしていたそうです

M君は母親の間で親離れ子離れができなくて
お母さんは おとなしいM君の事を とても気にしていました
なので「いいお嫁さんが来てくれた」と心から喜んでいました

ところが 
その新婚旅行先で お嫁さんのチーちゃんが亡くなりました
旅行第一日目の朝 
「髪の毛が部屋に落ちるから」と云って9階の部屋の窓に腰掛け
乗り出すようにして髪の毛を梳いていたら
窓の柵が無くて落下したそうです

急に話が途切れてしまったので慌てて窓の外を見たら
真下に落ちていて
顔の色は紫色に変色していたそうです


M君の両親が暮らしている敷地内に立派な新居も建て
輸入物の高級な家具も揃えてキッチンには大きな食器棚も用意してありました

その後はもう大変でした
新聞記者は来るし 新聞には載るし
毎日M君の家に警察が来て「本当はどうしてたんだ?」と まるで犯人の様な質問ばかりするそうです

真面目で大人しい性格のM君は精神的に参ってしまい
いつしか『チーちゃん・・チーちゃん・・』と 
ブツブツ呟くようになりました

M君と同様 普段真面目で大人しいご両親は揃って
『チーちゃんの初盆の夜中 窓の外で何色もの灯りが
クルクル回りながら 空に向かって昇って行くのを
お父さんと二人で見た・・ 』

『あれはチーちゃんがアリガトウと云いに来てくれたんや』と云っていました

いとこのM君 - ニーネ

2012/08/26 (Sun) 16:01:35

●新しい お嫁さん●

M君は『チーちゃん』の後遺症で仕事も辞めて
もともと友達が少ないうえに
周りの人とも うまく付き合えないようになりました

4年が経って漸くM君がお見合いをして結婚しました
私たちと同じ歳の彼女で すぐに意気投合
うちの子供にも優しくしてくれて仲良く お付き合いをしていました


新居は初めに建てたお家ですが家具は亡くなった彼女の両親が引き取りに来ていたので
家具は全て新しい物になっていました

キッチンの食器棚は唯一新郎側が用意した物なので 未使用だった為 そのまま使っていました

M君の家には時々子供を連れて遊びに行っていましたが
何故か誰もいないはずのキッチンから「視線」を感じる事がしばしばありました

「ん?」と振り返ってしまいます でも誰もいません
せっかく幸せな家庭を築き始めてるのに変な事は云えず黙っていました

ある日
M君の奥さんがキッチンで夕飯の支度をしている時
突然後ろの食器棚のガラスの扉が一枚落ちて砕け散ったそうです

蝶番でも緩んで落ちてしまったのかと思って見てみたらネジは本体と扉側にしっかりと付いていて
金属部分が折れた形跡もなく引っ張ったわけでもないのに
ただ蝶番の中心部分を外してバラした状態だったそうです

もし扉の下の方に居たら大怪我をしていたかも・・・と大騒ぎでした
その後 新居と食器棚は お払いをしてもらい食器棚は処分したそうです

その後は 何も起こらなかったようですが
数年後 M君たちは離婚しました

いとこのM君 - ニーネ

2012/08/27 (Mon) 11:21:50

● 離婚とその後 ●
    
新しい お嫁さんのミっちゃんとは本当に仲が良かったM君ですが
5年ほど経って離婚してしまいました

M君は新しい勤め先でも仕事がうまくいかず
元気だったミっちゃんも体を壊しお姑さんとも うまくゆかず
実家に帰ってしまいました

M君は両親が暮らしている母屋に寝泊りするようになって
新しい家は また空っぽになりました

M君のいる母屋では主人が子供の頃からお世話になっていた為
私達は結婚後から毎年欠かさずにお中元と お歳暮を持って
顔を見せに行ってます

母屋から数歩の場所にM君の新居があります
白い壁のステキな家で窓には白いカーテンがかかっています
でも何故か その窓は真っ黒に見えます
四角いどの窓も真っ黒です

離婚後数年が経ち ちょっと嬉しい報告が届きました
M君とミっちゃんが再会して また付き合うようになりました

仲はよかったので やっぱり引き合うんでしょうね
二人とも50歳を とっくに過ぎてもう入籍はしていません

以前よりもラブラブな感じですが
ただミっちゃんの病気が もうよくならないと診断されて
結婚は許してもらえない様です

先日 久しぶりに母屋に遊びに行き
M君夫婦の お家で過ごして感じました

この『家』に嫁いだ人は どんな人であれ 受け入れてもらえない
一番最初のチーちゃんの念が 今も強く残っていると思います
M君の仕事も よくならず生活保護を考えているそうです
ミっちゃんも入退院を繰り返しています

仲良しカップルなので 良い解決方法があればいいのに・・と思います

運のいい奴 - ニーネ

2012/08/25 (Sat) 22:44:14

◯運のいい人◯

世の中には本当に運のいい人がいるものです
私の弟です

20年以上前
車の免許を取り初めて車を購入して以来
4~5年置きに事故を起こしています

これまでベンツ2台 国産車1台 ミニクーペ1台 ミニバイク1台が
全て廃車になるくらいの しかも単独事故です

主にスピードの出しすぎと
車ではもちろん ミニバイクでも居眠り運転
バイクで居眠りするかな・・・バカな奴

交通事故以外に阪神大震災の時は
一人暮らししていた神戸のマンションで
コップを片手に表に飛び出して無事

自分が住んでいたマンション以外の建物は
全滅していたそうです

いったいどんな守護霊が憑いているのやら

運のいい奴 - ニーネ

2012/08/26 (Sun) 14:09:48

◆もう一人◆

運のいいのが もう一人いました!
40歳を過ぎてから車の免許を取った私の叔母です

浪花のオバチャン丸出しの運転を披露してくれます

送りハンドルでだし駐車場は頭から突っ込んで頭から出る!
擦ったら逃げる!も しょっちゅう・・・
オカマしたら ひたすら謝れば許してくれるのよ~ホホホホ

ハンドル操作を誤って街路樹に激突!
公共の樹木を なぎ倒し自分は無傷
どう云って許してもらったのか弁償金は無し

よく生きてるもんです オバちゃん!

ニーネのマンション - ニーネ

2012/08/25 (Sat) 12:00:46

◆よくあること◆

ニーネの住むマンションは4っつの棟が並び
5百世帯ほどの入居件数があります
この辺りでは一番築年数が古く最上階は16階です

高いマンションには有りがちな「飛び降り自殺」も何件か発生しています
ここに引っ越す前にも2件ほどあったと聞きました

越してきてからは何年か置きに4件 それぞれ自分の住んでる棟のベランダからの飛び降りです


●病気で もう治らないと宣告されていた お婆さん


●母親と二人暮らしで精神障害のあった娘さん
一度目は下の公園の砂地に落ちて助かりました
でも数年後はコンクリートの通路側のベランダから飛び降りました


●予備校に通ってた茶髪の18歳の男子
私の部屋の窓から落ちた現場が見えます
初めは落ちた子の身元が解らず管理棟から
『茶髪で18~19歳位のスウェット姿の男性に心当たりのある方は お知らせ下さい』と数回放送がありました

パトカーと救急車が来て
何やら自転車置き場の方が騒がしいな・・・くらいにしか
思っていなくて
あまり 気にしていませんでした

夕方幼稚園バスが帰って来るので下に降りたら
お巡りさんがうろうろしていてゴムサンダルが散らばっていました
数日後コンクリートの地面は塗り替えられていました




もう一件は外からやって来たサラリーマンが一番奥の棟から飛び降りました

いつも子供同士で遊んでる子の 当時5年生のお兄ちゃんが
人集りができていたので見に行ったら
黒い革靴やビジネスバッグも落ちていて
飛び散った血と一緒に歯が いくつか転がっていたそうな・・・
(-人-)祈冥福

ニーネのマンション - ニーネ

2012/08/25 (Sat) 12:37:49

◆いちまさん◆

長女が生まれた時 お義母さんからお祝いに『市松人形』を頂きました
とっても綺麗な美人顔で着物の柄もステキです
子供の頃には持っていなかったので前々から欲しいと思っていました

以前は床の間に置いて飾っていましたが
マンションには床の間も無く当時3LDKの1部屋は納戸部屋になって荷物を積み上げていました
いちまさんも納戸化した部屋に入れていました

玄関から廊下を真っ直ぐ進んで納戸部屋の前を通り過ぎたらリビングルームに入ります
リビングに入って右手に和室 そこを寝室に使っていました
納戸部屋の隣にあたります

甲状腺持ちの私は寝つきが悪くて眠れるまで 
あっちを向いたり こっちを向いたり・・・
寝返りばかりする事がよくあります

ある夜中 家族が寝静まった頃 
す・・す・・す・・と廊下をすり歩く音がします
子供も小さいので一緒に寝ています

初めは上の階の人の足音なのかな?と思っていました
でもかなり重いものをドン!と落とさない限り上の音は聞こえる事はありません

また何日かした夜中
耳を澄ましてやっと聞こえる様な微かな 
しゅ・・しゅ・・しゅ・・ と
布擦れの様な 素足ではなく靴下を履いて擦らせた様な音です
その音が廊下を行ったり来たり リビングには入って来る様子がありません

廊下からリビングに入るにはガラスの扉があるので
和室から顔を覗かせても廊下を確認できませんでした


ある晩やっと廊下からの扉を開けておくことが出来
耳を澄ませると 
しゅ・・しゅ・・しゅ・・・と すり足の様な音が聞こえてきました

今日こそ見届ける!と思い
和室から恐る恐る そ~っと廊下と覗いて見ました

でも
なんにも ありませんでした もう音も聞こえません

納戸部屋に放り込まれてる いちまさん
狭くて暗くて荷物だらけの部屋に入れられてるのが嫌で
夜な夜な廊下に出てきてはウロウロと歩き回っているのだと思いました

その後 納戸部屋の片づけをしました
現在 いちまさんはリビングに出して飾ってあります
リビングに居る人達が見渡せる様に置いてあります

色白で 本当に可愛らしい いちまさんです
もう廊下の足音は聞こえなくなりました

ニーネのマンション - ニーネ

2012/08/25 (Sat) 14:34:37

◆妹々◆
   
私には歯科医助手をしている妹が居ます

ある日 妹が仕事仲間とランチに行った時
その中に霊感を持ってる人が居て
同僚の中の一人が何かしら相談していたらしいのです

その会話が終って暫く飲み物を飲んでいたら
妹に『身近な人で市松人形を持ってる人が居るでしょ?』と突然云われたそうです

職場で身内の話なんかした事がなかったので
『へ??』と思ったが 姉が持っている市松人形を思い出し
どういうことか聞いたら

妹を通じて市松人形から かなり強い念を発している事が感じられるそうです

(後で妹から話を聞いた私:ナンじゃそりゃ(@@;))

『その人形には かなりの念が篭っている』と云われたそうです

お義母さんから頂いた いちまさん
いい念が篭ってるのか 悪い念なのか どっちだろう?
大切にすれば良い念になるだろうし
粗末にすれば悪い念になるだろうし・・・

お義母さんは主人が小さい頃に離婚して
主人側の親戚に子供を預けて出て行きました

ずっと手放した子供の事が気がかりのまま
生活されてたそうです
毎日ご先祖様に手を合わせ 幸せを祈っていたそうです

そんな子供も無事大人になって家庭を持って 自分の孫にあたる子までいて

嬉しいの一心で初孫に買ってくれた市松人形です
きっと『幸せに すくすく育って』の気持ちが込められていると思います

いえ・・・かなり強烈に篭められていると思います
それだけに粗末な扱いをすれば怖いかも・・・

ニーネのマンション - ニーネ

2012/08/25 (Sat) 15:19:41

◆訪問者◆ 

もうずい分前になります
長女が小学校に上がった頃です

玄関から廊下を真っ直ぐ進み二部屋通り越して
リビングルームに入ります
リビングに入って左に回り込むとキッチンがあります

子供達が学校から帰ってくるまでの時間に夕飯の下ごしらえを始めます
帰ってきてからでは うるさいし友達も遊びに来るし で
用事が捗らなくなります

毎日ではありませんが
夕飯の支度をしていたら誰かがいる気配がします

目で見て確認できるのではありませんが
白いブラウスを着て黒っぽいスカートを履いた
ソバージュヘア(昔流行っていた)30代半ばの女性

まだ明るい時間で 必ず夕飯の支度をしていると
目の端に気配を感じます

その気配の人は黙ってたっていて
両腕を下ろして前で軽く手を揃え無表情で見ています
見えないのですが そう感じるんです

夕飯の支度が終る頃には気配は消えているのですが
私は怖がりなので『帰れ!』とか『ココはアナタの世界じゃないのよ!』とか一人で叫んでいました

そんな事が何日か続くと そのうち平気になってしまって
気配が感じる時でも知らん顔して夕飯の支度をするようになりました

私よりも早く入居している人が
『同じ霊かどうかは解らないけど 昔から飛び降り自殺がたまにあるマンションなので
行き場を無くした霊が あちこちの部屋を回ってるって聞いた事がある』と云っていました

そう云ってくれた人は
しょっちゅう変な体験をしていて
白い両腕だけが前に向かって飛んで行った とか
顔だけが浮遊していた・・・とか
子供が風邪を引いて病院に連れて行った帰りに
「連れて帰ってきちゃう」とか・・・
平気な顔で話してくれます

変なものなんか見ない!感じない!のが一番です

くわばら くわばら

ニーネのマンション - ニーネ

2012/08/25 (Sat) 20:26:59

◆夕飯の支度◆

大型マンションでは よくマンション内での引越しをします

我が家も子供が増え同マンションの広い間取りに引っ越しました
トランクルームも偶然同じ階にあって とても便利なので今も住んでいます

新しい家で1~2年経った頃です
夕飯の支度をしていたら
キッチンに子供らしきものが入って来るようになりました
目には見えませんが なぜか『子供』です

大して広くないキッチンに一人立つと 誰か後ろを通る時などは
少々体を避けなければなりません

見えないけど 後ろを通ったりなんかするので
体をシンクの方に つい寄せたりしてしまいます

ただ通過してるだけみたいなので知らん顔しています 

日によって気配が あったりなかったり・・・

ニーネのマンション - ニーネ

2012/08/25 (Sat) 21:19:37

◆マンションの裏道◆    

私の左足首はグネグネです

結婚前に勤めていた時
仕事中に庭の窪みにはまって強い捻挫をして時以来
いくら平坦な何もない場所でも左足の踏み出し方で
外側にグキっと曲がってコケてしまいます

これまで年に1~2回 いくら平らな場所でも
気が付くと左にコケて四つんばいになってると云った情けない状態です
その度に捻挫です

マンションから裏山に続く小道は両脇に桜の木と雑草があって鬱蒼としています
舗装の部分が終ると地道になっていて
しかも ちょっと嫌な感じがするところです

でも この小道はバス停まで出るのに近道なので皆 よく利用します
途中まで舗装はされていますが所々削れたり穴が空いていたり
デコボコしています

本当は小道じたいが嫌な感じがするのではなく
道の脇の草むらに一部 やな感じがする部分があります

低い街灯が設置されていて夜になると点灯するのですが
この街灯の横に 体育座りの若者が居ます
見えないのですが そう感じるんです

街灯の前を通り過ぎる時つい気になってしまいます
いつも うつむき加減で ただ座っている
薄いピンク色のカッターシャツを着ています
見えませんが 目の端でそう感じるんです
夜は不気味なので通りません


ある日デパートに買い物へ行き昼過ぎに
バス停から近いので つい裏道まで戻ってきました
しまった!通りたくない道だった!と気づいても もう遅い

大きい買い物袋を持っていたので足元がよく見えなくて
またまたコケてしまいました
やっぱり左足首の捻挫です
コケる時は反対側の膝をつくので よく右膝もケガします

突いた膝がかなり痛かったのですがコケた場所が ちょうど見たくない街灯の前だったので

痛みをガマンして足を引きづって帰りました
左は捻挫 右は膝に激痛

家に着いて恐る恐る右膝を見てみたら 何とY字の形
三方に皮膚が破れていました

数分経っていたので血液で皮膚がこびり付いていて
消毒をしたらメリメリッと皮膚が3方向に裂けました

外側に曲がる膝です これは外科にいったら100%縫合です
外科の先生は縫うの好きですから(笑)

病院嫌いの私は自分で治すことにしました
もう捻挫の左足首はシップをペン!!しておいて

右膝にたっぷり消毒をして3方向から皮膚を引っ張ってきて
しっかりテーピングしました
このテーピングは数日間は外しませんでした

お風呂に入る時はビニールをグルグル巻いて
大袈裟もいいところです(笑)
お陰さまで今では 殆ど目立たないくらいの傷に治りました

今も怖くて裏道は通っていません

ニーネのマンション - ニーネ

2012/08/25 (Sat) 21:57:54

◆マンションの裏山◆
  
私は座敷犬を飼っていました
旅行などで しばらくワンコを実家で預かってもらう事もありました

父はワンコを とても可愛がってくれました
でも5年前に 父が亡くなり
母は「ワンコを手放したくないから」と云って今は実家で飼われています

お散歩の時間は15分くらいで十分な犬種です
我が家にワンコがいた頃
マンションの敷地内で散歩をさせるのは嫌だったので
裏山の方に散歩に行っていました

裏山に続く小道は両脇に桜の木と雑草があって鬱蒼としています
しかも敷地内の植込みの中の低い街灯横には 
いつも「何か」が体育座りをしていて いい気持ちではありません

でもワンコも一緒だし
裏山は砂利や草だらけで整備された道もありませんが
民家が少なく地道が多いので犬の散歩には気が楽です
(ちゃんと○○○は お持ち帰りしています^^;)


その日も裏山に散歩に連れて行きました
何だか いつもより空気が重たくて頭が痛くなってきていましたので
さっさと散歩を済ませようとしていました

まだ薄暗くはないけど
午後5時を過ぎていましたので作業を終えた工場が閉まっていました 
その前を通って原っぱに続く細い地道を歩いていたら
道の真ん中に黒いビニール袋の様なものが転がっていました

ワンコが黒いビニール袋の塊をクンクンしに行くので
『ダメよ と引き離しながら よく見ると
黒いビニール袋は手足が伸びた猫を仰向けにした形でした

まるで黒いコールタールで作った様な形でした
焼いたみたいで黒いビニールは焦げていたり縮んでいたりしながら
猫の形を作っていました

「ビニールに入れられ焼かれた子猫」とは思いたくありませんが
確かに猫の形でした

すごく怖くなって原っぱには行かず引き返しました
結局 民家に近い地道で散歩して帰って来ました

気持ち悪くて不気味な散歩でした

ある意味 怖かった話 - ニーネ

2012/08/24 (Fri) 15:22:17

●苦しかった話●
    
こんにちわイルヘ です
マンションを見つけるまで隠居館から市内の長屋に住んでいました
五棟に並んだ *五戸一の長屋です

現在では長屋とは云わず「テラスハウス」と云います
*五戸一 = 一つの屋根の下に五軒の家がくっついてあること

長屋の人達は気さくで いい人達ばかりで
当時一番若いイルヘの家族にも とても良くしてくれました

イルヘ のお隣さんは何かの宗教をされていて 
朝晩お経を唱えていました
長屋の壁一枚 おトイレで流す水の音も聞こえてきます(笑)

杖を突いた90歳くらいのお爺さんがいらして 
お爺さんも朝晩 出にくそうなガラガラ声で頑張ってお経を唱えていました

その日の朝も
隣の お爺さんは『ヴガヴガヴガヴ・・・・』と聞き取れないほどのガラガラ声で お経を唱えていました

その頃イルヘ は居間の電球が切れたので交換しようとイスに上がって交換し終え 降りるところでした
その瞬間イスをガタン!!と倒してしまいました

咄嗟に お爺さんの『ヴガヴガヴ!』のお経が ピタリと止まりました
こちらが静かにしていたら また『ヴガヴガヴガヴ・・・』 と聞こえてきました

噴出しそうになったけど 筒抜けの壁一枚 思いっきり笑いを堪えました(核爆)
あーーー苦しかった~(泣笑)

ある意味 怖かった話 - ニーネ

2012/08/24 (Fri) 16:07:37

●驚愕 した話●
     
こんにちわイルヘ です
その長屋の人達は 皆さん気さくで いい人達ばかりで
当時 若い家族のイルヘ達にも とても良くしてくれました

隣のお爺さんも いつもニコニコしていて
杖をついていましたが よく散歩にも出掛けていました


気が付けば ここ数日間 壁越しの元気なガラガラ声が聞こえてきませんでした

風邪でも引いてるのかな?と思いながら過ごし
ある日買い物から帰ってきたら

お爺さんと同居している奥さんと家族の方が
病院の車から下ろされたストレッチャーを囲んで
そーっと家に運んでいます

ストレッチャーの上には真っ白いシーツで頭まで覆われた ご遺体が載せられていました

間近で遺体を目にしたのは初めてでした
硬直してしまったのか足が片方曲がっている様でした
そう云えば隣の お爺さん 杖をついていらしたなーと
思い出し何も云えず ただただ手を合わせていました


数日が過ぎた ある日 
隣の家から お爺さんのガラガラ声のお経が聞こえてくるではありませんか!!

へ?え?もしかして変な現象が起こってる?
しばらくして お経は止まりましたが
一人でいろんな事を想像していたら怖くなってきたので
『買い物にでも行こう!』と家を出たら

隣のお爺さんが いつもの様に杖を付いて お散歩に出かけるところでした
(ひえー!!!o(≧o≦)o)←心の叫び

おろおろしていたら お隣の奥さんが出てきて
『驚いたでしょう?ウチには入院したまんまの お婆さんもいて先日亡くなったのは お婆さんなの・・・』だって

お爺さんを見て驚いてたので
きっと勘違いしているであろう私に優しく教えてくれました

お爺さんは ニコニコしながら お散歩に行ってしまいましたとさ・・・

ある意味 怖かった話 - ニーネ

2012/08/24 (Fri) 16:19:40

●お婆ちゃん●
   
こんにちわイルヘ です
私は第2子の出産入院の4日間だけ上の子を実家に預けていました

4日目に産院を退院し
会社を終えて迎えに来てくれる主人を実家で待っている事にしました

実家には当然ベビーベッドがなく まだ3歳のお姉ちゃんが
赤ちゃんを踏んづけでもしてはいけないといって

お婆ちゃんが自分たちの使っているお布団を畳んで3段重ねに積み上げて
ちょうどソファの様な高さにして赤ちゃんを寝かせていました

夜 仕事を終えた主人が迎えに来てくれたので
簡単な夕飯を食べて雑談などしていたら
ソファの様に置いてある布団の上にお婆ちゃんが

『よっこらせ』と腰を下ろしました
ソコには赤ちゃんを寝かせてありました 
80キロの巨体が沈み切る前に皆が一斉に

『『『ギャー ソコ 赤ちゃん!!!!!』』』 と叫びました

お婆ちゃんは 沈みきる前に立ち上がって
『ひゃ~~ペッタンコにするところやたぁ~』 だと!

このまま ゆっくり居たら 3歳のお姉ちゃんの方もペッタンコにされそうですよ

夜もふけてイルヘ 達親子は自分たちの家に帰って行きましたとさ
めでたし 

ある意味 怖かった話 - ニーネ

2012/08/24 (Fri) 19:46:18

●ゆでたまご●
 
茹でた孫じゃありません


第2子が生まれてマンションに引っ越しました
子供たちは お婆ちゃんに踏み潰される事無く すくすくと育っています

長女が幼稚園に行くようになって 一人退屈になった弟くん
お天気もいいし
『はいはい・・公園に行こうね』と出かけました

弟くんをバギーに乗せて公園で一頻り遊んで
買い物をして帰ってきました

家のカギを開けてる間に弟くんはバギーの中で眠ってしまいました
弟くんを そのままにして 取りあえず重い買い物袋を奥のキッチンに持って行きました

キッチンの床の あちらこちらに何やら不気味な黒い物が散らばっています
形は 大小ばらばらです

『ひえ~何だろコレ~』と 恐る恐る近寄って見ましたが
真っ黒で何か解りません
と・・・コンロの鍋に目が行きました

鍋の中を見て解りました
爆発した卵でした

ゆで卵を作ろうと 
鍋に6個ほど卵を入れて火にかけている事を完璧に忘れて
出かけていました

すっかり水が無くなり鍋の底が焦げて
中には真っ黒い卵の破片が少し残っていました

加熱センサーでコンロの火は止まったみたいです
マンションなので火災報知器が鳴っても大騒ぎですが
ガス漏れや火事になっていたらと思うとゾッとしました

気を付けねば・・・・

その後 飛び散った真っ黒い卵の破片を拾いまくるのに大忙しでした

みな様 火の始末は忘れずにm(_ _)m

ある意味 怖かった話 - ニーネ

2012/08/24 (Fri) 20:05:58

●お買い物● 

弟くんがまだ幼稚園に入る前の事です
バギーに乗せて近くのスーパーにお買い物に行きました

スーパーは道路に面して建っています 
自転車置き場は道路からの段差を無くして
緩やかな坂に仕上げてあります

その日は自転車置き場の敷地を利用して100円市が開かれていました 
100円ショップ好きのイルヘ は買い物用のベビーカートに弟くんを乗せて
100円商品のワゴンに釘付けでした

買い物カートの横だし・・と商品を あれこれ物色していたら
弟くんを乗せた買い物カートがひとりでにコロコロころがって行き
緩やかな坂でも勢いが出て車道に飛び出てしまいました

誰かが『あぶない!!』と叫んでくれて慌ててカートの所に走って行きました

店の前の道路は下り坂で
上の方からは よくスピードを出した車が走って来ます
幸い車の通りが無く ホッとしました

運が悪かったらスピードを出していない車でも 大変な事になっていたことでしょう

その日は主人に叱られそうで この事を云えませんでした
心霊現象より主人の方が よっぽど怖いですよ(笑)

ある意味 怖かった話 - ニーネ

2012/08/24 (Fri) 20:41:37

● 迷子 ●
   
長女が幼稚園に通い始め数ヶ月が過ぎました
イルヘ一家が越してきたマンションは『こどもタウン』とも
呼ばれていました
仲のいい友達もたくさん出来て公園に遊びに行くようになりました

ある日
長女が友達 数人とマンションの中にある公園に遊びに行きました
時間のあるお母さんがついてたら 一度に見ててくれるので
他の お母さんは家で夕飯の下拵えをしに帰ったり
近くに買い物をしに行ったりします

一人のお母さんが
『一緒に遊んでるからイルヘ さん用事済ませておいでよ』 と云ってくれたので
その日は お言葉に甘えて家に戻りました

急に義従姉が遊びに来たので夕飯の買い物に行こうと
車を出してもらい近くのスーパーに行きました
子供を任せたままなので さっさと買い物を済ませて帰ってきました

公園に迎えに行ったところ もう友達やお母さんは引き上げて誰もいませんでした
お家にでも付いて行ったのかな?と電話してみたら
『え?公園で別れて帰ったよ』と云われました

一言『買い物に出るから』と声をかけておけば良かったのですが
すぐに戻るし・・・と 何も告げずに買い物に行ってしまったのです

はて どれくらいの時間経ってるのかな?
公園から家には一人でも帰って来れるはずなのにドコに行ったんだか?
マンションの敷地内には まだ他にも公園やグランドもあるので探してみましたが見当たりません

もしかしたら出かけてる間に家に入れず お隣なんかに お邪魔でもしているのかも?
と 並びのお宅を一軒づつ訪ねてみましたが居ません

隣の小学生の兄弟が
『オラ達が探してみる イルヘさんちの子 見たら解るデ
子供の方がよく探せるデ !!』と
力強い言葉をかけてくれて二人で30分ほど探してくれました

まだ越してきて間がないのに本当に真剣になって探してくれました
「なんて心強い兄弟達なんだ~(ウルウル)」 と関心してしまいました
それでも見つからず 並びの部屋の奥さんが
『そう云えば 管理等に行けばマンション内の放送で呼び出してくれたはず・・・』 と
教えてくれたので早速 管理等に行きました

もう必死の形相で管理棟に飛び込んだので放送を頼む前に
『あ~はいはい  奥に居ますよ お昼寝してますわ』 と 起こしに行ってくれました
もうー腰が抜けそうでした

私が買い物中 家に入れず 泣きながら 他所の お宅に
『お母さん居ませんか?』と尋ねて行ったら
そのお宅の ご主人が一人で居らして
困った末に管理棟に預けてくれたそうです

しかも泣きながらピンポンしたお宅は8階も上の方です
今 思えば何故上にあがったんだろう?

いやはや
子供が居なくなる方が よっぽど怖いと実感いたしました

めでたし 

ある意味 怖かった話 - ニーネ

2012/08/24 (Fri) 21:04:01

●夏休み ●
 
イルヘの4歳年下の妹がよく遊びに来ていました
夏休みに家族旅行に出かけることになり
妹も一緒に行くことになりました

子供達は大喜びです
叔母と甥・姪って仲がいいです もう妹にべったりです

早朝 イルヘ んちの車で長野県のロッジに向かいました
かなり山奥にあって ほとんど一日費やしました

まだカーナビが普及していなくて助手席で私がマップを見ながらです
辺りが真っ暗になってもまだロッジに辿り着けません
交代しながら運転して そのうち道に迷ってしまいました

イルヘ の運転で街灯の無い山道を走ると云うより
歩く程の速さでノロノロと走行していました
タイヤがアスファルトから外れてジャリジャッリと音をたてていました

主人が『オイ!道が無いで!!』と云うので急ブレーキをかけ
外に出ようとして車のドアを開けたら足元の地面がありません

慌ててドアを閉めて窓から覗いて見たら 崖のギリギリ端まで来ていました
映画みたいな状況に驚いて すぐさま主人と運転交代!!

『そ~っと運転席と入れ替われ!』と云われて もうビビリまくりでした
そのまま車を進めていたらきっと・・・・・

発見もされない様な山奥で一家失踪事件になっていたかも((冷汗))

まだポケベル時代で携帯電話も無く運良く見つけた公衆電話から
ロッジの管理人に連絡して誘導して頂きました
到着したのは もう夜中過ぎていました

毎度毎度 珍道中な一家です

めでたし


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